furafla

ふらふらしている。

2016/12/10 [otonication oneman live ver.-渋谷eggman]

セトリが出たらすぐ書く予定だったんですが、ままならないものですね…。

ということで、今ウワサの五月病バンド「reading note」のワンマンライブに参加して来ました。
個人的な参加としても4ヶ月ぶりくらいで、相変わらず幽霊部員だなぁ…。

数少ないブログ記事読み直しても、7月ぶりとか一年ぶりみたいなこと言い過ぎ。どう考えても参加回数少なすぎ。そんなにわか女ですが愛はあるんです、本当に…。
4ヶ月ぶりといって、体感的には100年ぶりくらいだったので、満足度が星5を超えて星5000億くらいだった。



だってこんなセトリですよ!
今、このバンドが出来る最強のセトリじゃないですか!?

……一応。
このブログで初めてreading noteという奇跡バンドを知る方が、万が一、億が一にも居るかもしれないので一応説明しておくと。
reading noteは2005年に大阪で結成され、2011年に上京してストリートなどを中心に活動を始め、2012年に渋谷eggmanで初ワンマンを決行。
この時点で平田氏、平郡氏、鈴木氏、中井氏の4人体制。
2013年にベルウッドレコードの新レーベルであるロックベルレコードに参入、そこで「7+3」というアルバムを出す。
レーベルから出すアルバムはこれが初!タワレコとかでランキングに入る。
2014年にはアノニマスから発生した「五月病バンド」と勝手に名付けられ(笑)、πというワンマンをやって、2015年6月にギターの鈴木氏が脱退。
で、2016年の10月に遠藤氏が加入して、reading note第2期(正確には3期なのかな)が始まった…と。
死ぬほどざっくりなので詳しくはreading note公式サイト(http://www.readingnote.net)のバイオグラフィーとか見ると正確で丁寧な解説があります。

なにゆえ私がこのバンドに惹かれるのか…という点については、過去の記事をご参照頂くと気持ち悪いぐらいそのことについて綴っているので分かっていただけるんじゃないかな…と思うんですが、これも改めて。
私はとかく、「音楽がないと死ぬ」タイプの人間が好きでして。悪趣味なんですが。
このバンドにはその素養が物凄くあるなと思っていて。
特にボーカルの平田さんはかなりその要素が強いなという印象があり、彼が綴る言葉一つとっても、センシティブ通り越して今にも死にそうやんけ…!?と思うこともしばしば。(「誰が今死んでやるかよクソ野郎…」という気概も同時に感じる)
要するにバンドとしての在り方がめちゃくちゃ好みなんですね。

で、そんな彼らは一度3人体制になり、音楽の要であるギターを失って、そこからもう一度、全く違うプレイスタイルの人を連れて来た。
このねー、この、遠藤さんが。めっちゃキーマンになりそうな気が勝手にしております。

これは恐ろしいほど雑な持論なんですが、バンドが売れるために必要なこと、の中で最も大切なのは「キャッチーさ」であると思っています。いやバンドどころかエンタメのほぼ全てに言えることだけど。
reading noteさん、遠藤さんが加入したことによって、キャッチーさが100倍くらい増してた。
今回のワンマンで最も驚いたのはそこでした。
笑!
鈴木さんの時がキャッチーじゃなかったわけじゃない、今でも忘れられぬあのポメラニアンのような瞳…彼も存在自体がキャッチーだったけど、ギターの音は意外にもいぶし銀で。
遠藤さんは、プレイスタイルまでもがキャッチーなんですよね。音がぐわっと耳の中に入ってくる感じ。めちゃくちゃ個人的見解すぎるんですが、、、!!
かのゴールデンボンバー鬼龍院翔氏も、究極のキャッチー人間・樽美酒研二が入ったことで売れたと自己分析しているくらいですし。
それくらい必要不可欠な要素を、reading noteはとうとう手に入れてしまったのだなーと。
と、いうことは。
もう売れるしかないんですよあとは。
残すところ、売れる以外にないんですよ。マジで!
2017年、絶対売れてくれよな! って本気で思ってます。cojimaです。


そんな訳で、ライブについて。

reading note presents.otonication one man live ver.〜卵、売り切れました〜

今回のライブで一番感じたのは、このバンドが本気で「覚悟を決めてきた」ということでした。
あー、とうとう、やっと、この人たちは売れる時がやってきたんだなと。
売れる、なんていうのは大体はタイミングときっかけで、限りなく運に近いものがあるんだけども。でも、地力がある人たちというのは、その運に恵まれないことも多々ある。
プライドが許さなかったり、バンドの方向性と売り方が合わなかったりと色々で……。
でも彼らは覚悟を決めてしまったし、これが最後だと、腹も括ってしまった気がする。
と、いうことは。やっぱり売れるしかないんですよ!
多分、その手の業界の偉い人たち、も見にきていたライブ。今頃偉い人たちは、どのように彼らを売るべきかと画策しているはず。
じゃなきゃ私は、今の音楽業界に絶望してしまう。こんなに良いバンドを放っておくようなプロデューサーが居て欲しくないよー。
それぐらい、今回のライブ、良かった。すごーく良かった。

今回、19曲も歌ったんですよ。reading noteの今までのライブの中で一番多いんじゃないかな?
気迫も凄かったし、平田さんの喉も強いな、と。(その前のライブで声飛ばしてしまったり、その為にステロイド打ったりとか色々やってらしたのはブログで読んでいたので、ああ〜〜本当に凄いな〜〜〜とそれだけで感動してしまった)

改めてセトリ。それぞれどのアルバム/シングルに収録されてるか付記しています。

1.name (7+3)
2.誰かのいた風景 (19200)
3.drop out (7+3)
4.たゆたう (7+3)
5.プール (7+3)
6.サカサ (7+3)
7.インスタント マイワールド (3 or 7+3)
8.guilt (エレクトリカルE.P)
9.a pain (3)
10.呼吸 (19200)
11.かくれんぼ (19200)
12.花 (花)
13.リリー (0)
14.エクストラタイム (19200)
15.Q (0)
16.なにもない部屋 (19200)
an
17.超える (19200)
18.clap hands (19200)
an
19.エンドロール (0)

ちなみに曲が出てる順番はエレクトリカルE.P→3→7+3→19200*1→0→花
(さらに余談で「E.P」は「Extended Play」の略であり形式的にはミニアルバムに近い、よってエレクトリカルE.Pは「衝撃的なミニアルバム」って感じかな? 若さを感じる。可愛い。)

構成的には非常に王道で、ファンに馴染みのある曲から始めて→途中コアな曲(いわゆる古参向け)を入れて→ラストは比較的新しい曲で怒涛の流れを作る。
しかしながら、従来でいうとキラーチューン「たゆたう」が1曲目に来るイメージが強かったので、じっくり身体全体に染み込ませる系の「name」から始まったのは少し意外だった。
からの「誰かのいた風景」でまたしっとりと。
で、これは私がメディア・ライブMCから受けてきた個人的な印象の話になるんですが、nameも誰かのいた風景も、平田さんの「個人的な思い入れが非常に強い曲」であると。
しかも、どちらも曲のバックグラウンドに「死」が孕んでいる。ネガティヴとかポジティブとか関係なく、平等な「死」……。
それを頭2曲に選んできてるあたり、覚悟が違う…違うよ……とごくごく勝手に思ったりしました。会場の空気をこの二曲で掌握しないと、最悪ダレる可能性すらあるもんなあ。覚悟に裏打ちされる自信も垣間見えてとても良いオープニングでした。*2

からの、drop out→たゆたう→プールという、reading 的王道。
グルーブ→メロディアス→バラードの穏やかな変遷、耳に心地いいな〜。
とかくプールは、浸透圧が高すぎるので一人の時に聴くとしばらく戻って来れないので、ライブで聴くようにしてる笑。この曲のあとは毎回、水を打ったように静かになるので、その空気も緊張感があって好き。
からの、その空気に爪立てるような「サカサ」がカッコ良くてカッコ良くて……。「ぼーっとしてんなよ」感がとてもいい……。
ド頭の歌詞なんて「生き抜いていますか? 戦う意思はどう?」なんだから、本当に気の抜けないバンドだなーと思います。伝えたいこと、やりたいことがビシビシ伝わってきてめちゃくちゃ気持ちいい!

……で。
個人的には7〜15にかけての曲の流れがおよそ完璧すぎて頭がぐわんぐわんしたわけで……。
インスタントマイワールドは7+3でリアレンジされて収録されたけど、そもそもかなり初期曲であって。
その流れを汲んでのguilt、a pain、めっちゃいい……。
コアなファンしか知らない曲かもと言ってたけど、そんなこと気にせずにガンガンやって欲しい。そもそも私とか、全く新参だけど知ってるし!?
guiltなんてどう考えてもライブ向けで最強に抉ってくる曲なのにやらないの勿体無いよー!!コントローラーも!!!し、し、シリアルナンバーも!!!(世界一シリアルナンバーを推しています) 上記三曲ともどれもエレクトリカルE.P収録曲なんですが、guiltとコントローラーは見事に世の中と自分皮肉ってるし、シリアルナンバーは人間不信の真骨頂だし、本当にこの時期の楽曲の「もがき苦しんでるのに一番正しい言葉が見つけ出せず繰り返し歌うしかない感」推せるんですよ……。(びっくりするほど個人の見解です)
今はこの時期とはまた違う苦しみや悩みを抱えているだろうから、故に大人になったreadingが歌うことに意味があるというか……。演者が自分の曲を再解釈して歌ったりするの大好きなんですよ……!!!
い、いけない……歌って欲しすぎてめちゃくちゃプレゼンしてしまった……。(どこに向けて?)
エレクトリカルE.P、新録して再販してくれないかなーーーせめて……せめて上記3曲だけでも……。

大幅に逸れましたが。

からの、19200において個人的2トップ楽曲である「呼吸」と「かくれんぼ」の流れ。最高。言うことなし。完璧。
全然テイストの違う楽曲なのにも関わらず、「死と孤独」が共通テーマになってる……と勝手に解釈しているんですが。
「呼吸」はとても素直に、人の記憶から消えた時、それは即ち精神的「死」なんじゃないか? という自己への問いかけがある。自分が居なくなったところで世界は廻る、そんなこと分かってる、だからこそ自分の存在を誰かに・どこかに刻まなきゃいけないのに、誰に向けてどのように刻むべきかも分からない。ならやっぱり、歌うしかないんだ、という……ああ…書いてて泣けてきた……。ヤバいのがこれ全部私の自己解釈ってところなんですが……。
もはやこの曲で完結してもいいところを、さらに「かくれんぼ」ではもう一歩進んでしまうわけです。呼吸では外側から見た自分の存在意義を、かくれんぼでは内側から見た自分の存在意義を歌っている。
と、いうことは、永遠に自分との対話なんですよ。これ。めっちゃ苦しくないですか…?
「誰かに認めて欲しくて 遠吠えをあげてるの」「そうやって自分を主張して居なくちゃ 生きていけないの」なんて、もうそれ以上言わなくていいよ!分かった!もう分かったからーーーーって叫びだしくなるくらい丸裸じゃないですか…!?自傷行為と見まごうレベル。確実に今までの自分のことを歌ってるし、それを歌うことでまた更に孤独になっていくことを享受すらしている。
ぶ、不器用すぎるだろ……!!!
と思うわけです。この歌を作るreading noteというバンド自体が。

からの、からの。

「花」ですよ……。
ここで来ちゃうんですよ、今年一の名曲が。


御託はいい。取り敢えず聞いてくれ……。という気持ちしかない。今なんてアコースティックverがフルで聴ける。そんなの聞かない理由無くない…?通勤中でもなんでもいい。あなたの4分2秒をくれよ……!!!
と熱弁してしまうくらいに、本気の名曲。
もしかしたら、readingの楽曲の中で1、2位を争うかもしれない。
この「花」は、ご本人も語られている通り「今思っていることを歌っている」わけで。
ここで、物凄く分かりづらい場所(アコースティックverの楽曲説明の部分)にある、花の歌詞を全文引用させて頂きます。JASRAC飛んでこない?大丈夫?

「花」
作詞/作曲 平田勝久

花は咲く場所を
選べずに育っていく
定められた運命を
泣いたりするのかな

一人ぼっちでずっと
遊んでいたせいでさ
人との距離の取り方が
いつもわからない

寂しさを肥やしにすれば
目の覚める鮮やかな青色
どこからか見つけてくれる事
夢見てる

嫌われるのが怖くて
どうせなら先に嫌った
気がつけば周りには
誰も居なくなった

憎しみを肥やしにすれば
カラタチの花となり咲いた
摘み取った貴方のその手を
傷つけるでしょう

所詮ただのエゴでしょうか?
愛されてみたいと願う事
柔らかなその手 撫でてくれないか
所詮ただのエゴでしょうが
あと少し素直になれたら
くだらない日々も愛せたのかな

変わらない街の変わらない朝が
当たり前のように通り過ぎていく
変われない僕は変われないままで
この場所でただ立ち尽くしている

行かないで

風が吹いた ゆらゆら揺れて
どこか遠くへ行きたいな
風が吹いた まだ見ぬ先へ
貴方の手の鳴る方へ

手の鳴る方へ

引用元:https://youtube.com/watch?v=SfhN5wREnnw

普通、花といえば「野に咲く花のように美しくありたい」だとか「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」だとか、贈り物には花束は未だ定番だし、全体的にポジディブなイメージがある。
それを、まさかの、一言目で。
「花は咲く場所を選べずに育っていく」って。
「定められた運命を泣いたりするのかな」って!
どんだけソリッドでセンシティブな感性なんだよ……って!!
からの、自分をその花に例えるわけですよ…。(カラタチの花、と固有名詞は出てくるものの、花は花であって、名詞としての「花」だと解釈してます)
自らをあらゆる花に例えてるけど、最終的には「それにすらなれないただの人間だ」ってことなんだよなあ……。
だってたんぽぽの綿毛は、風が吹いたらどこか遠くに行けるもの。
寂しさを理由にしなくたって矢車菊は目が醒めるような青に咲き誇るし、
カラタチの花の棘は、誰かを傷つけるためのものじゃないもの……。
花は、愛されたいと願わずとも、花として生きていれば愛される可能性に満ちてるんだよなあ……。
定められた運命を例え泣いていたとしても、花は花である限り花としての存在意義が確かにあって、誰かに愛されながら枯れていくことが出来るんだよなーっ……!!!
それに比べて人間って、なんて不確かで不器用で面倒なんだろうか。
この曲を聴いて考えさせられたのはそこでした。所詮ただのエゴでも、それが無ければ生きていけないんだよ……。
花みたいに、運命を定められながらもその命を全うするだけで美しく在れるような存在でいられればなー!!
……もう自己解釈の嵐すぎていい加減にしろ!と言われかねないんですが、歌にはいろんな解釈が生まれていいと思うんですよ…(突然の自己弁護)
聴けば聴くほど、めちゃくちゃに考えさせられる。なのに、メロディは耳に心地よく何百回と繰り返し聴きたくなるんだから、罪なわけですこの曲は。

またしても大分寄り道しましたが。

ここからのリリー→エクストラタイム→Qがアガらないわけがない。リリーはかなり不穏な音で始まるからこそラストにかけての盛り上がりがめちゃくちゃ気持ちいいし。*3
エクストラタイム嫌いなファンは居ないし。(断言)その系譜とも言えるQのギターリフのカッコよさねー!!!
ここで散々煽られて散々飛んだり跳ねたりしたわけですが、からのラスト、「なにもない部屋」


本編ラストにこの曲……っっっ!!!!!


思い出して頂きたいのが、本編最初がnameと誰かのいた風景であったということ。
そこを経ての、なにもない部屋。
やっぱり覚悟が違う……違うよ…………。
この曲は、当時ベースの中井さんが肺気胸で入院してしまった時の想いが色濃く反映されている。
こちらのインタビュー(http://www.jungle.ne.jp/sp_post/207-reading-note/)より引用

平田:たとえば真貴が入院した時に僕が「バンドをやめる」とか「大阪に帰る」って勝手に言うことはできるけど、「じゃあ残された他の3人の人生はどうなるのか?」と考えたりもしたんですよ。そこで「自分1人でやっているわけじゃないんやな」ということを改めて感じて、自分の中で「本当に歌いたいことは何だったのか? 伝えたいことは何だったのか?」ということを考えるようになったんです。でも今まではそれをそのまま歌にすることが、こっ恥ずかしくて…。

平田:「自分たちはそんな感じじゃないよな」って(笑)。でもそういう想いだからこそ、1回ちゃんと歌ってみようかなと思ったんです。それで書き始めたのが「なにもない部屋」で、できあがった時は自分の中でも「ちゃんと言いたいことが言えたな」っていう感覚がありましたね。…自分は皮肉の塊なんですけど(笑)、この曲では皮肉っぽくならずにちゃんと言えたなと。

自らを″皮肉の塊″と表現する人が、言葉を取り繕わずに真っ直ぐ伝えることを選び、その内容が
「伝えたいことはなんだった?」
「歌いたいことはなんだった?」
なわけですよ。
「誰かのせいにしてきたんだ」
「ずっと変われない自分を」
なわけですよ!!
相変わらずの不器用さと、稀有なほどの愚直さ。
ファンが一番に惹かれるのはそういうところなんだろうなと。
基本的には皮肉屋で、自分の内側を見せるのが恐ろしく、音楽に依存していて、それが無くなったら死んでしまうような人が、人たちが、それでも時折剥き出しなほど真っ直ぐ、大勢の人間の前に立つことを選んでいる。

そんなんめちゃくちゃ心動かされるだろうがー!!!!!

好きです。reading noteというバンドが。
心の底から応援していくことを誓いたくなるくらいには。大好きです。

…………ここまでで8000字だそうで………?

でもまだ、まだ一個だけ、書いてないことがあって!
これ書くためにここまで書いたと言っても過言ではなくて!


あ、あ、あの……。
アンコールのclap hands、最高じゃなかったですか……?
会場にいた皆さん……
あれ、サイッコーじゃなかったですか……?


「エブリバディークラップクラップ」と歌いながら、それが嬉しいんだろ?なあ?俺たちもそれぐらい出来ますけど?
って皮肉を全力で隠しもせず出してくる上、平田さんなんてギター置いてマイクパフォーマンスのみ、しかも客の女の子をエロく煽りまくるという完璧なアンチテーゼ!!
全部が全部皮肉!!全部が全部dis!!!
挙句「みんなで手を叩くのとか嫌い」と言い放つ!!

わかるー!!!
私もクラップ大っきらーい!!!!
だから全力で煽られて飛び跳ねて手を叩くよ!!!!!

っていう爽快感……!!!さい……っこー……!!!!
ダサいことをダサいと口にするでなく歌にして語った挙句、否応無しに盛り上がるゴリゴリロックに仕立て上げて客を煽りまくって、煽られる客すらも皮肉の対象になり…この曲でテンション上げなくてどこで上げんだよ!この曲は全てがdisなんだからアゲアゲになるのが正解だろ………!!!!と客にも思わせる!
ああー!最高だー!!!(天を仰ぎながら)

今回は特にその煽りっぷりが凄まじく、「黙れお前」では「キャー♡♡♡♡♡♡♡♡♡」とハート乱舞で叫んだね……。
それすらも皮肉じゃないですか?reading noteさんのライブで雌豚になってる感じ、物凄い皮肉じゃないですか?
これはまたこれで、readingの真骨頂だよね、と思います。
MCで平田さんが口にした

「reading noteが好きだという人たちの音楽性を高く評価します。笑」

という言葉、めちゃくちゃ分かる。
私も、reading noteが好きだという自分の音楽性を高く評価します。

ラスト、照明が真っ白に輝くところ、眩しくて目を細める感じ、いつもいつも全てが物凄い奇跡に感じる。
バンドがそこに存在してることの意味を今一度しっかり考えねばと思わされました。

reading note、2017年は売れるそうです。
私も売れるしかないと思います。
そのための「超える」だし、その為の「clap hands」だし、それ故の「エンドロール」だったと思います。
これで売れなきゃウソだろ、と思います。マジで。

良いライブでした。今までで一番良かった。
来年はそれを超えて欲しい。いつか必ず、Zeppでかくれんぼ聴かせて欲しいし、野音で呼吸聴かせてほしい。
それが叶えられるバンドだと、心から信じています。


<ここから余談>
私に音楽的知見が全くないので、どうしても分かりやすく歌と言葉についての話が多くなってしまうんですが、reading noteを語る上で外せない音楽性について。
キラーフレーズがめちゃくちゃ多いのもそうだけど、とにかく演奏技術がえぐい。
「超える」のベースとかおかしいんじゃないのか…?なんなんだ…?と思う。
全ての楽器が主役になりうるレベルの卓越した技術に裏打ちされた曲の良さなんだよなーと。
いや私本当に詳しくないので完全に素人意見なんですが………。その素人がわかるくらいに半端なく演奏が上手いって凄まじくないですか……?
いぶし銀の平郡さんのドラムと、今までは同じくいぶし銀の鈴木さん・そしてこれからは華のある遠藤さんのギターと、超絶技巧の中井さんのベースと、歌わせる平田さんのギターと。
どれが一つ欠けてもやっぱりダメなんですよね。
素人だから分かる、ということをこれからも強みにしていきたい。なんかこう、ナタリーみたいな、オシャレなこと言えないから……。ビートが…とか…エモが…とか…(例えすら下手)

あとMCがハチャメチャ可愛かったので可愛い推しもしていきたい。
reading note、可愛いです。ネガティヴ代表バンドなのにみんな高校生のようなノリの時があり、推せます。たまに仲良しを見せてくれるバンドを嫌いな女はいません!(断言なのか?)


<ここからさらに余談>
ライブの映像化をマジで心待ちにしてます。
定点カメラで無編集でも2万ぐらい余裕で出すのでお願いだから出してください。
布教活動にライブDVDは必要不可欠なんです……!!!!あわよくばなんかみんなでダラダラだべってる特典とか……ね……!?ね……!!!(偉い人の方を見ながら)
あとエレクトリカルE.Pの新録再販と……!!

……ただの要望コーナーになってしまった。直接お問い合わせフォームから送ることとしましょう…。

2017年の目標はこのバンドが売れることです。
心より応援申し上げます!

*1:eggmanが特集した19200ライナーノーツ大好きで何度も読んでる→http://eggman.jp/special/reading_notenew_album19200/

*2:誰かのいた風景についてはこの記事→http://www.jungle.ne.jp/sp_post/207-reading-note/でも詳しく語られてます

*3:「リリー」って女性名の他に、純潔・純白・無邪気な人、女々しい男性という意味があると。それだけでも色々考えてしまうな…